オーストラリア、インド、シンガポールなどでAI Modeの広告を拡大します。米国では追加質問にも広告を表示する仕組みを導入し、他地域への展開を計画します。 最初の検索だけでなく、対話の続きが広告の接点になります。広告ラベルと表示地域、複数のやり取りを通じた計測が確認点になります。 対話型の検索へ広告の範囲を広げる Googleは10月28日、検索のAI Modeに表示する広告を新しい市場へ広げると発表しました。対象はオーストラリア、カナダ、インド、ケニア、マレーシア、ニュージーランド、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、シンガポールです。従来の検索より長く会話的な質問が増えていることを背景に挙げています。今回の更新は検索体験に広告を組み込む地域と場面の拡大です。AI Modeのあらゆる利用地域で一斉に広告を始めるという案内ではありません。原文では今後の追加地域も別に示しています。広告の露出を考える事業者には、機能の一般的な説明と、実際に表示される市場を分けて確認する必要があると見られます。 続きの質問も企業との接点になる 米国では、AI Modeでの追加質問に広告を表示する複数ターンの仕組みを導入します。最初の問いで条件を探り、その後に商品やサービスを絞る会話でも、企業との接点が生まれる設計です。広告にはSponsoredと明確に表示し、新しい形式の試験も続けるとしています。2026年第4四半期には、ブラジル、メキシコ、英国などへの拡大を計画します。現時点で拡大した地域と今後の予定は区別する必要があります。同社はAI Modeの質問が従来の検索より平均3倍長いと説明しました。また、商品一覧で広告と自然検索のクリック率が近いという社内データも紹介しています。これらは特定の測定期間や条件に基づく値です。すべての業種や国で広告効果が同じになることを意味しません。検索利用者には、回答や候補を読む際に広告表示を認識できるかが関わります。 長い会話に合わせて成果を確かめる 広告を出す側では、質問が続く中で何を探しているかが変わることを考慮する必要があると見られます。一つの検索語だけでなく、条件の追加に対して表示する内容が合うかが論点です。検索体験が変わった際には、表示回数やクリックだけでなく、接続先で目的の操作に進めたかを合わせて見る方法が考えられます。同社の紹介する全体の傾向を自社の成果予測へそのまま転用しないことも重要です。利用地域、扱う商品、表示面によって結果が変わる可能性があります。ユーザーにとっては、スポンサー付きの候補とその他の情報を見分けられる表示が判断材料です。実務では、既存の計測方法で対話の途中の接点を把握できるかを確認する余地があります。まず対応する市場で小さく結果を確認し、追加質問での表示が従来の検索とどう違うかを検討する進め方が考えられます。