プレビューから開発・防御用途と推論効率を改善しました。API価格を公表し、自己運用の選択肢を示す一方、Model-as-a-Service事業には別の商用ライセンスを求めます。 公開重みと無条件の商用利用は同じではありません。全体の推論費、配備する設備、提供事業の形に応じた利用条件が判断点になります。 プレビュー後の改良版をダウンロード可能に Mistral AIは10月29日、Mistral Large 4、通称Le Chonkの改良した重みを公開しました。今月初めにプレビューした、総パラメーター数1兆のマルチモーダルモデルです。その後の強化学習と利用者の反応をもとに、開発作業、防御目的のサイバー業務、推論効率を改善したと説明しています。モデルは欧州の設備で一から学習したとしています。重みを入手し、自分たちの基盤で検査、調整、配備できる点を打ち出しました。同社が報告する順位や改善値は、それぞれの評価条件に依存します。今回の公開は既存プレビューの単なる名称変更ではなく、改良したモデルを自己運用する選択肢の追加です。詳細な技術報告は今後の予定としています。 開発と防御の評価を実際の作業へつなぐ 原文ではコードの変更、端末上の作業、脆弱性の再現と修正、表計算やウェブ検索などを取り上げています。Artificial Analysisの開発評価では、比較対象に近い得点で平均の使用トークン数を47%減らしたと報告しました。この差は評価課題全体の平均であり、個別の仕事の費用が同じ比率で下がる保証ではありません。サイバー用途では正当な防御作業と悪用要求を区別する保護策も説明しています。一方、実際の攻撃を支援し得るリスクを認め、保護策を変更中としています。より専門的なサイバー向けの派生版は、審査と契約上の保護を伴う企業パートナーへのプレビューです。公開された一般モデルとその限定版の条件は異なります。開発チームやセキュリティ担当者には、対象コードと許可された操作の範囲を定めて試すことが論点になります。 API単価と自己運用の負担を比較する API価格は100万トークン当たり入力0.70ドル、キャッシュ入力0.07ドル、出力2.10ドルです。重みはHugging Faceから取得し、vLLMやSGLangなどで配備できると案内しています。利用条件はMistral Ecosystem Open-Weightライセンスで、修正MITを基にしています。利用、改変、調整、商用化を認める一方、Model-as-a-Serviceを提供する企業には商用利用の前に別契約を求めます。事業の形によって条件が違う点を確認する必要があります。自己運用ではAPI単価だけでなく、設備の確保、監視、更新、長い入力を処理する費用が論点になると見られます。自社データを手元に保てる利点と、運営を担う人員の負担を合わせて比較する方法が考えられます。モデルの変更後も既存の評価を残し、トークン効率、応答時間、修正の正確さを同じ作業で確認することが判断材料になります。